佐賀・嬉野にある湯宿「嬉野八十八(やそはちじゅうはち)」が素敵…
温泉とお茶による“調う”体験をコンセプトに、2023年に誕生したこの宿。
その名の「八十八」は、茶葉が最も香り高くなるといわれる“八十八夜”に由来しています。
名に込められた響きの通り、香りや味、温もりに包まれながら、心と体がゆっくりと“調って”いく時間が流れています。
全36室の客室には、源泉100%かけ流しの嬉野温泉を完備。
とろみのある湯ざわりは、日本三大美肌の湯として知られ、入浴後は肌がしっとりとなめらかになります。
和を基調とした客室は、木の温もりと静けさに満ち、深く息をつけるような落ち着いた空間に。
室内には数種類の嬉野茶と茶器も用意され、湯上がりにゆっくりとお茶を淹れて過ごすひとときには、静かな豊かさがあります。
母屋に設けられたティーセレモニールームでは、地元茶農家の三代目茶師によるティーセレモニーを毎日開催。
嬉野茶の文化や歴史、淹れ方、お菓子とのペアリングなど、五感を使ってお茶に向き合う体験ができ、茶を“飲む”だけでなく、“知り、感じ、味わう”時間を楽しめます。
大浴場では、2つの自家源泉から毎分約700ℓ湧き出す温泉を、広々とした内湯と露天風呂で堪能できます。
さらに、茶アロマのロウリュウサウナと、茶香炉の香りが漂うドライサウナも併設。
やさしい茶の香りと湿度に包まれながら、じんわりと身体が整っていく心地よさは、ここでしか味わえません。
料理は、嬉野から88キロ圏内で育まれた旬の食材を中心に構成されており、料理長自ら1年かけて生産者を訪ね、海の幸、山の恵みを選定。
会席形式で提供される料理は、素材の持ち味を活かしつつ、丁寧な技で仕立てられており、一皿一皿から土地の恵みと手仕事の温かさが伝わります。
水庭を眺めながら、淹れたてのお茶やお茶カクテルを静かに楽しめるバーも併設。
かつてこの地にあった大村藩の別邸の建材を用いた、重厚でありながらぬくもりに満ちた空間で、忘れられない夜のひとときを過ごせます。
館内には、お土産処やライブラリーも。
オリジナルグッズや専属茶師が育てた嬉野茶など、旅の記憶に残る品々が揃うほか、嬉野とその周辺88キロ圏内にまつわる本を集めた書棚も設置。
お茶、温泉、器、土地の歴史や文化をテーマに、ページをめくりながら西九州に思いを馳せる、知的な余白の時間を過ごせます。
お茶の香り、美肌の湯、そして土地の恵み。
五感で味わいながら、心と体をゆっくりと“調えて”いく…
名称 | 嬉野 八十八 |
---|---|
ランク | luxury |
価格 | 44000円~/人詳しく見る |
場所 | 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿丙2400-30 |
こだわり |
佐賀県嬉野市 嬉野町大字下宿丙2400-30