癒し旅にぴったり、和歌山でおすすめの高級ホテル8選

世界遺産・高野山の麓、静かな里山「天野」に佇む「山荘 天の里」は、紀州産の杉や檜をふんだんに用いた室内が印象的なホテル。

吹き抜けのロビーや特注の暖炉が醸す高級感と、木のぬくもりが調和し、ホテルよりも別荘に近い落ち着きのある雰囲気に心奪われます。

全8室のコテージタイプの客室はラグジュアリールームが中心。専用の半露天風呂を備えた部屋では、四季折々の里山の風景を眺めながらプライベート感たっぷりにお風呂を満喫できます。

さらに「ふくろうの湯」「竹の湯」「和乃湯」と名付けられた三つの貸切風呂は、露天付きやサウナ付きなど趣が異なり、こちらも周りを気にせずゆっくりと楽しめるのも魅力です。

館内にはワインが揃うバーカウンターがあり、グラスを傾ければしっとりとした大人の夜に。

料理は天野米や高原野菜、ジビエなど地元の恵みを生かした美食。目にも舌にも美しい品々が並び、一品ごとに丁寧さを感じます。

春は桜、初夏にはホタル、秋は紅葉、冬は雪と星空。季節ごとに変わる景色も魅力。

細やかな心配りが行き届いたサービスも良く、季節を変えてまた訪れたくなるおすすめの高級ホテルです。

四方を海に囲まれた孤島に佇む「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」は、専用船でしか辿り着けない非日常の場所。

船で近づくにつれ広がる青い海と島の景色に、旅の始まりから胸が高鳴ります。

客室はすべてオーシャンビューで、窓一面に広がる水平線や潮騒の音が心地よく、静かに心を癒してくれます。

館内には和室中心の落ち着いた棟と、露天風呂付きの洋室を備えたラグジュアリー棟があり、好みに合わせて選べます。どちらも清潔で使い勝手が良く、こだわりのアメニティも揃う快適さ。

露天風呂「紀州潮聞之湯」では、目の前に広がる海と波音に包まれ、心身が解けるような極上のひとときを過ごせます。

食事は熊野・勝浦の海の幸や山の恵みを盛り込んだ会席料理。鮪や地魚をはじめ、旬を活かした一皿ごとに丁寧さが感じられ、朝夕ともに満足感たっぷり。

ラウンジ「磐座」では潮風を感じながら梅酒や日本酒を嗜み、大人の贅沢を味わう時間に。

波音と潮風に包まれる、非日常感あふれる島で、静かに時間を過ごしたい方におすすめです。

和歌山県すさみ町、小高い森の丘にひっそりと佇む「あきば何求庵」。

客室はわずか二室のみのプライベート感が強いホテル。「繭」と「弦」と名付けられた特別な空間で、窓の向こうには稲積島や港町を望み、海と山の緑が織りなす風景が広がります。

建築家・大江一夫氏が手がけた館内は、無垢材や白竹、本和紙、土壁といった自然素材を巧みに取り入れた和モダンデザイン。

梁や照明、和紙壁紙、座椅子に至るまでの細部に美意識が宿り、心が落ち着くような静けさに包まれます。

貸切風呂は趣の異なる「聖音呂」と「妙音呂」。湯に身を委ねると、心と身体をゆっくりと解きほぐしてくれます。

料理は伊勢海老やアカハタをはじめ、地元の旬を彩り豊かに仕立てたコース料理。器や盛り付けにも工夫が凝らされ、美味しさが口いっぱいに広がります。

女将やスタッフの細やかな心配り、ウェルカムドリンクや季節の和菓子もこだわりを感じる質の高さに、また訪れたいと感じます。

上質な空間と美食、そしておもてなしに浸る、プライベート感たっぷりに過ごせる高級ホテルです。

南紀白浜・椿温泉の岸壁に建つ「海椿葉山」は、わずか6室だけの大人のためのホテル。

波音と海風に包まれ、静かな時間を満喫できます。

建築家・竹原義二氏が手掛けた赤瓦の屋根やベンガラ色の壁、木の梁や回廊は、自然素材の力強さと柔らかな光を調和させた設計で、建築賞も受賞した美しい空間。

窓を開ければ海の水平線が広がり、夕暮れから月夜まで移ろう景色が静かに心を満たしていきます。客室によってはテラスやバルコニー付きで、波の音をBGMにゆったりと過ごすことも。

湯は源泉かけ流しのアルカリ性硫黄泉。美肌の湯とも称されるなめらかな湯ざわりで、海景を眺めながら心身を癒す時間は格別のひととき。

食事は紀州の魚介を中心にした和食会席。鮮魚の造りや姿揚げなど、土地の恵みをそのまま引き出した素材の味を楽しめます。部屋食でいただけば、眼下に広がる海を眺めながら美食を楽しむ、贅沢な時間に。

プライベート感にこだわりがあるのもこのホテルの魅力。12歳以下は宿泊できず、他の宿泊客と顔を合わせることも少なく配慮されているので、まるで自分だけの別邸に滞在しているように過ごせます。

太平洋を正面に望む和歌山・すさみ町に2023年誕生した「TUZUMI WAKAYAMA SUSAMI」。

1日わずか5組限定のプライベートヴィラは、フラットタイプとメゾネットタイプから選べ、全棟がオーシャンビュー＆天然温泉露天風呂付きという贅沢な設え。

アルカリ性単純温泉の湯に浸かりながら、海と空の広がりをひとり占めする時間は格別です。

食事は、地産地消の恵みを使ったライブスタイル。専属スタッフが目の前で仕上げる豪快な調理は、食事の時間をさらに盛り上げてくれます。

夜は焚き火を囲み、頭上に広がる満天の星を見上げて語り合う、忘れられない時間に。

スタッフの柔らかな接客がよく、ヴィラ内は清潔感があり、女性やアウトドア初心者にも優しいアメニティが揃っていて、滞在中は快適そのもの。

自然の静けさの中、夕焼けに染まる海や夜明けの光を眺めながら、都会の喧騒を忘れるスローな時間を過ごせるおすすめのホテルです。

熊野灘を見下ろす岬に佇む「花いろどりの宿 花游」は、全室オーシャンビューの開放感に包まれた高級温泉ホテル。

窓辺には海の青と庭の緑が広がり、波の音に合わせて時間がゆるやかに流れます。

館内はその名の通り、花と色彩をテーマにした優しいデザイン。

露天風呂では、湯面越しにきらめく海を望み、夜は潮風に頬を撫でられながら星空を見上げる贅沢な時間も。

食事は南紀の海の幸と熊野牛を使った創作会席で、見た目の華やかさと素材の味わいがとてもよく、スタッフの細やかな気配りに、滞在がよりあたたかく感じます。

朝にはロビーでピアノの音色が流れ、心地よい音を楽しむひとときも。

ゆったりとした時間を過ごせる、和歌山・太地町のおすすめのホテルです。

熊野の大自然に抱かれる川湯温泉の老舗旅館「冨士屋」は、120年以上の歴史を誇る上質な湯宿。

全室が川沿いに面し、大塔川のせせらぎを間近に感じながら過ごすことができ、湯煙と清流の音に心が癒されます。

客室には熊野杉や高野槙を用いた露天風呂付きのモダンルームもあり、木の香に包まれながら源泉かけ流しの湯を好きなときに楽しめます。

冬には宿の目の前に天然の「仙人風呂」が広がり、夜は星空を仰ぎながら湯に浸かる特別な時間に。

夕食は紀州の山海の幸を使った会席で、旬の味を丁寧に仕上げた品々が並びます。

熊野古道への送迎もあり、旅と癒しを一度に満喫できる冨士屋。川原から立ちのぼる湯煙の向こうに、時を忘れるような静けさが待っています。

高野山の静寂に包まれた別格本山「総持院」は、千年の歴史を受け継ぐ寺院に泊まるという特別な体験ができる宿坊。

荘厳な山内にありながら、客室は畳に床暖房を備え、まるで高級旅館のような快適さ。

広々とした部屋から庭園を眺め、木の香りに包まれて過ごす時間は、心まで清めてくれます。

夕刻には僧侶による精進料理が供され、器や盛り付けにまで心配りが行き届いた美しさ。

素材の旨味を丁寧に引き出す味わいに、驚きと感動が広がります。

翌朝は金剛峯寺や壇上伽藍への参拝にも便利な立地で、早朝の勤行に参加すれば、澄んだ空気とともに“祈りの時間”を体感。

伝統と快適さが調和した空間で、心身を静める高野山ならではの滞在を味わえます。

和歌山・熊野の大自然に抱かれた「湯巡りの宿 わたらせ温泉 ホテルささゆり」。

西日本最大級の大露天風呂をはじめ、8つの貸切露天を自由に巡れる贅沢な湯宿。

約7,000坪もの敷地に、川のせせらぎと山の緑が溶け合う風景が広がり、吊り橋を渡って向かう露天風呂は非日常で魅力的です。

温泉では湯けむりの向こうに四季の色が揺れ、源泉かけ流しの湯が肌をやさしく包み込みます。

客室は落ち着いた和のしつらえで、窓の外には静かな山々の風景。

夕食には熊野牛や地元の山海の幸をふんだんに使った会席料理が並び、温泉旅の醍醐味を存分に味わえます。

気取らない温かなおもてなしと湯の恵みに癒され、心までほどけていくような時間を過ごせる、熊野の隠れ里にあるおすすめの高級温泉旅館です。