デザインが美しい、愛媛でおすすめの高級ホテル10選

愛媛・西予市の穏やかな里山にひっそりと佇む「atelier O-HUIS」は、彫刻家 Kees Ouwens のアトリエをリノベーションした、一日一組限定の高級ホテル。

かつて作品が生まれた空間には、今も静かな創造の気配が残り、まるで美術館に泊まるような時間に。

白壁や石壁、鉄のドアなど、素材そのものを生かした建築は、光と影、内と外がゆるやかに交わる美しい設計。
大きな窓からは木々が揺れる庭と彫刻の景色が広がり、どこにいても自然とアートが溶け合う空気に包まれます。

夕食は、ミシュラン星付き店出身のシェフが手がける特別な一皿を。
四季の移ろいを感じる食材が丁寧に調理され、素材の力を味わう食に心が満たされます。

食後は、森を眺めるプライベート温泉へ。夜には天井の窓が開いて、星空が降り注ぐように瞬く中で湯に浸かるひとときは格別。

翌朝は淡い光が差し込むアトリエで、ゆっくりと陶芸体験を。

土の感触に触れながら、過ごせる唯一無二の高級ホテルです。

愛媛・内子町の高台、歴史ある町並みと緑の山々を望む龍王公園の中に佇む「オーベルジュ内子」。

客室はわずか5室。和紙やガラスをふんだんに用いた設えが、柔らかな光を受けて静かに輝く落ち着いた空間。
テレビも時計もなく、耳を澄ませば薪がはぜる音だけが響く環境で、日常を離れて静かに過ごせます。

宿の主役は、炎が生み出す「薪火料理」。
地元・内子や愛媛の旬の食材を使い、薪の香ばしさとともに一皿ずつ仕上げられるコースは、目にも美しく、素材の力を引き出した繊細な味わい。

料理の香り、炎のゆらぎ、器のぬくもりを楽しむ至福の時間が流れます。

湯処では、青石を敷き詰めた露天風呂から内子の町並みを望め、大浴場やサウナでゆっくりと体を休められます。

客室にも自然を切り取るような窓やテラス風呂があり、朝の光や夜の月を感じながら湯に浸かれます。

過度な装飾を排し素朴さの中にある贅沢を楽しむおすすめのホテルです。

愛媛・砥部の静かな森と水辺に抱かれるように佇む、「時地人 - JIJIJIN Matsuyama」。

10室のみのスイート仕様で、全室に専用テラスを備えた贅沢なつくり。
鏡のように穏やかな水庭を望むと、風の音と鳥の声が響き、日々の喧騒を離れた非日常を感じます。

館内は、砥部焼や地元作家の作品を配したアート空間。
柔らかな光と木の温もりが調和し、あたたかみのある落ち着いた雰囲気に包まれています。

レストランでは、瀬戸内の魚介や内子の野菜など、生産者の顔が見える食材を薪火で仕上げる特別なコースを砥部焼の器で。

スパルームでは、森の景色を取り込むように設えられた空間の中で、心身を解きほぐす極上のひとときを過ごせます。

また、陶芸体験や水庭を眺めながらの散策などを楽しむことも。

静かで美しい環境に、ただ泊まるのではなく、心が整う時間を過ごせる高級ホテルです。

愛媛・大洲の穏やかな城下町に点在する「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」は、まち全体をひとつのホテルと見立てた、分散型オーベルジュ。

かつて豪商の邸宅や料亭だった建物が丁寧に修復され、歴史を感じさせながらも、現代の快適さを備えた空間へと生まれ変わりました。

客室は2それぞれが異なるストーリーをもち、檜風呂付きの一棟貸切ヴィラから、文化財建築を改装したスイートまでさまざま。

上質なルームウェアやシルク由来のスキンケアなど、細部までこだわりが感じられるのが良いところ。

レストラン〈Le Un〉では、地元の食材と文化を融合した一皿を。
瀬戸内の恵みを砥部焼の器で味わうひとときは、この土地をそのまま味わうような食事の時間に。

食後は、ミニバーのドリンクを片手に中庭を眺めたり、城下の街並みをそぞろ歩いたり、分散型オールベルジュだからできる過ごし方がおすすめです。

大洲城を望む景観も合わせて、かつての城下町で過ごすような、特別な時間を過ごせるホテルです。

松山城の麓、街の中心に佇む〈ANAクラウンプラザホテル松山 by IHG〉。

本館14階建ての上層階からは、松山城と市街地が一望できる気持ちの良いロケーション。

客室は落ち着いたトーンでまとめられた安らぎの空間。ベッドの寝心地がよく、旅の疲れを包み込むように癒してくれます。

館内には、和・洋・中を揃えた多彩なダイニングが充実。
6階の日本料理〈雲海〉では旬の瀬戸内の味覚を、14階の鉄板焼〈石鎚〉では夜景とともに一流の食事を楽しめます。

スタッフのきめ細やかな対応も、このホテルが長く愛される理由のひとつ。
街の中心なのに静かで、どの瞬間も気持ちよく過ごせるのが、安心感があって良いところです。

商店街や道後温泉にも好アクセスで、旅の拠点にもぴったり。

IHGブランドならではの上質なサービスを受けられる、安心のホテルです。

松山市の中心、松山三越の7・8階に位置する〈HOTEL LEPO CHAHAL〉。

“LEPO”はフィンランド語で「休息」を意味し、「日常を特別にする」というコンセプトのホテル。

客室はゆとりある設計で、全室にフィンランド式ロウリュウサウナを完備。
熱気と蒸気に包まれるプライベートサウナで、心まで整うような癒しの時間を過ごせるので、サウナ好きには特におすすめ。

室内はアースカラーを基調に、今治タオルや、砥部町出身の陶芸家・石本藤雄氏のアートが調和するデザイン。
北欧の静けさと瀬戸内のあたたかさが混じり合った、穏やかな空間が広がります。

朝食は館内レストラン〈AINO〉で。地元食材を取り入れた料理は味も見た目も上品で、一日の始まりを心地よく整えてくれると人気です。

街中にありながら館内は驚くほど静かで落ち着いた雰囲気。
広さ、清潔さ、そして“自分だけの時間”を大切にできる設計に、リピートしたくなります。

旅の途中に自分を取り戻すような、やさしい休息のひとときを過ごせるホテルです。

客室の窓一面に広がるのは、瀬戸内海の穏やかな多島と、遠くにそびえる石鎚山。

すべての客室がオーシャンビューで設計されており、時間とともに変わる美しい景色を楽しめます。

湯処は、伊予三湯のひとつ「本谷温泉」を源泉とする〈ひうちなだ温泉〉。

露天風呂では潮風を感じながら湯に身を委ね、海と空が溶け合うような景色を眺めながら過ごすひとときは格別。

柔らかな泉質は肌にやさしく、疲労回復にも効果的で、日常の疲れをゆっくりと癒してくれます。

食事は、瀬戸内海の魚介と地元野菜を中心に、旬の恵みを活かした会席やビュッフェを。

朝のバイキングでは、焼き立ての魚や地元野菜の惣菜などを充分に楽しめます。

館内には、海を一望できる展望レストランやラウンジ、屋外ワークスペース〈リゾワテラス〉もあり、仕事の合間に潮風に吹かれながら一息つく、そんな贅沢な時間を過ごすことも。

さらに、徒歩圏内には白砂青松の桜井海岸やキャンプ場があり、海水浴や釣り、磯遊びなど、自然とふれあうアクティビティも楽しめます。

瀬戸内の海と山の景色に包まれながら、温泉と食、自然の恵みに癒される、季節を変えてリピートしたい、おすすめのホテルです。

愛媛・西条の湧水文化「うちぬき」から生まれた〈ITOMACHI HOTEL 0〉。　　

日本初のゼロ・エネルギー・ホテルで、電力消費を極力抑えた持続可能設計を目指して建設。

隈研吾氏が手がけた木と土の建築は、山と水が調和するように設計され、敷地内には湧水が流れる〈うちぬき広場〉が静かに広がり、受付棟と宿泊棟を分け、間にガーデンを配した構成は、“建築が自然と呼吸する”ことを意識したもの。

ただ泊まるだけでなく、環境と共に生きるという思想を体感できる空間です。

客室はすべて露天風呂付き。ゆとりある室内は木の温もりと柔らかな光に包まれています。家具やカーペットもオーダーメイドで整えられ、アメニティの香りに癒されます。

露天の湯船に身を沈めると、外の風や水音が心地よく、無駄を削ぎ落としたシンプルな美の中に“豊かさ”を感じる不思議ない心地に。

朝は、地元の野菜や果物を使ったカフェで、軽やかで滋味深いモーニングを。主食や汁物を選べるスタイルが人気で、素朴ながら洗練された味を楽しめます。

館内には共用キッチンやコワーキングスペース、スタジオもあり、持ち込みで食事を楽しんだり、湧水が流れる庭でノートPCを開いて仕事をしたりと、それぞれの時間を思い思いに過ごせます自由さも、このホテルの魅力です。

静かで上質、そして地球にも優しい、不思議な余白を感じるおすすめのホテルです。

道後温泉街、坂の途中に佇む〈オールドイングランド道後山の手ホテル〉は、まるで英国の邸宅を訪れたような気分に包まれるクラシカルホテルです。

館内に一歩足を踏み入れると、アンティークの家具やステンドグラス、重厚なシャンデリアが迎え、ロビーの香りや音楽までもが上品に迎えてくれます。

客室はすべて洋室で、部屋ごとに異なる壁紙や家具が配され、どの部屋もクラシカルで洗練された英国らしい空間です。

温泉は、日本最古の湯・道後温泉の源泉を引いた天然温泉。

露天風呂や檜のサウナ、大浴場が揃い、アルカリ性単純温泉のやわらかな湯が身体を包み込みます。湯上がりには肌がすべすべになり、旅の疲れがふっとほどけていく心地よさ。

夕食は、瀬戸内の旬素材を生かした創作フレンチを。香り立つソースや彩り豊かな盛り付けが美しく、一皿ごとに丁寧な手仕事を感じます。朝食もボリュームがあり、ゆったりと楽しめるのが嬉しいところ。

チェックインからアウトまでの時間も長めで、クラシカルな建物の中で、ゆるやかに流れる時間を味わえます。